【師匠と私⑤】「この前は真ん中って言ったじゃん!」

練習中、師匠に言われた。
「ボール、もう少し左だよ。」
……え?
一瞬、何を言われたのか分からなかった。
だって、この前は、
「もう少し真ん中。」
と言われたから。
言われた通りに修正して、ちゃんと真ん中寄りにしたつもりだった。
それなのに今度は、
「もっと左。」
「えぇ……?」
この前と逆じゃん。
私は言われた通りにやっている。
なのに、また直される。
「この前、真ん中って言ったじゃん!」
……とは、さすがに言わなかったけど(笑)。
頭の中は、
「???」
でいっぱいだった。
しかも、この日は仲良しのはる奈さんも一緒。
いつもなら、あーだこーだと話しながら楽しく練習しているのに、この時の私はちょっと気分が悪くなってしまって、ほとんど無口。
師匠も、たぶん私がムッとしているのは分かっていたと思う。
でも、あとから聞いてみたら、
「真ん中って言った時より、今は右に寄りすぎてるから。」
とのこと。
……なるほど。
同じ「ボールの位置」を意識していたつもりだったけど、いつの間にか右にズレていたらしい。
つまり、師匠は前と言っていることを変えたのではなく、
私の状態が変わったから、アドバイスも変わった。
そういうことだった。
でも、これ。
私にはものすごく分かりにくい。
言われたことを守っているつもりなのに、気がつくと少しずつズレている。
そして、そのズレを見て師匠がまた修正する。
すると今度は、前とは反対のことを言われる。
「いやいや、どっちなのよ!」
となるわけです😆
実は、これってピアノのレッスンでも同じ。
先生に言われた通りに練習しているつもりなのに、いつの間にか少しずつズレてくる。
本人としては、
「ちゃんと言われた通りにやってますけど?」
なんだけど、先生から見ると、
「いや、そうじゃない。」
となる。
その時々の状態を見て、必要なことを言っているから、前回と今回でアドバイスが変わることがある。
頭では分かる。
分かるんだけど……
その場では、
「この前と違うじゃん!」
って思っちゃうんだよね。
この日は、そんなこんなで、私はちょっとご機嫌斜め🥹
せっかくはる奈さんも一緒だったのに、ほとんど無言で練習してしまった。
今思えば、はる奈さん、ごめんなさい。
でも、あとから考えると、
「言われたことを守る」
だけではなく、
今の自分がどうなっているのかを見ることも大事なんだな。
と、少し分かった気がする。
……とはいえ。
次にまた、
「ボール、もっと右。」
なんて言われたら、
「この前は左って言ったじゃん!」
って思う自信はあります😏
まだまだ師匠に修正されながら、練習は続いていきそうです🏌️♀️
でも、客観的な意見だから、次からは素直に聞いてみようかな…と思うのでした🤭
